キュウリ is my life!
しかしある日
王様に奉りあげられて
人々が僕をたたえてしまい
毎日食卓は肉ばかり
「おい、家臣よ、
キュウリが食いたい」
「リキュールですね、お持ちします」
「キュウリ」
「栗ですか?」
「キュウリ!」
「えー、そんな下民共の家畜の餌を
王様が口にするんですか?」
「バカにすんな」と
王宮飛び出した
ここに来て初めて
日の光を浴びた
僕の戻れない平穏な日常が
こんなに近くにあったんだ
身分など気にしない
なんて温かくて
幸せな世界だろう
キュウリ is my life!
そしてそこらの
者に話しかけてみたら
盗賊で僕のキュウリ代を
持っていったんだ どうしよう
「おい、愚民よ、これをいただくぞ」
「何勝手に食ってんだ!」
「泥棒!」
「王様だ」
「変人?」
「おい、こいつキュウリ泥棒だから、
さっさと吊るし上げて
火炙りにするぞ」
「よし、そうだな」と縄で縛られた
人は時に間違え
王様を殴る
僕の城に名前が
ある訳でもなくて
僕が僕である保証はない
僕は勘違いして
キュウリなんて欲を
言っていただけなのかな
「その方、余を誰と心得る」
「キュウリ泥棒」
「違う!シュトル・イーリ・ア…」
「長いから巻きでよろ」
「確かに。で、国王じゃ。」
「なんとなんと、ははぁー‼︎」
「おい、罰として」
「として?」
「死刑?」
「処刑?」
「抹消?」
「金よこせ?」
「キュウリよこせ‼︎」
1日5本 ムシャムシャ
その後 別名キュウリ王国は
キュウリを税として 繁栄しました☆
「リキュール」
「キュウリ?」
「栗」
「キュウリですね」
「味噌汁」
「キュウリだそうだ」
「書類」
「キュウリをお持ちしました」
「キュウリはもういい!大嫌いだぁ!」
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