夜を食い潰した。
君の煙草の香りも消えた。
戻れないと言った君は、少し泣いたように見えた。

夜が明ける途中、君はもう眠ったようだった。
窓の外に、違う煙草の香りを見つけた。

それで良いと思えば、きっとこのまま忘れていくんだ。
君が火を点す音だけを、一人思い出していた。

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煙草

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投稿日:2011/07/15 04:51:16

文字数:136文字

カテゴリ:その他

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