風が頬をなでる後ろ髪にからまる
さぁ少し旅にでようか

大きな世界はいらなくて
小さな森で暮らしては
いつもそばにあるなにか

吹き抜けて香るルクリア
草むらに置き去りにされた花冠

誰かいませんかと叫んでみる
僕はやっぱ探してるんだろうね
遠い未来を見てはため息ばかりの僕を
暖かく優しく包むなにかを

随分長くなった後ろ髪にからまる
まだ旅にでたまま

通りすぎていった木々のなか
小さな森で今日もまた
いつもそばにあるなにか

吹き抜けてきこえた声は
いつかに置き去りにされたコトバ

"いつも傍にいるよ" 君は言った
僕はやっと思い出したけれど
遠い昔に見てた君の姿を僕は
忘れてしまったんだ

風が頬をなでるこの心込み上げる
随分優しい君はいつもそばにいたんだ

もう終わりにしようずっとごめん
僕は君を見つけだせなかった
遠い記憶の中の愛すべき君に唄う
暖かく優しい風にのせて