僕の生きてきた場所では
それが当たり前の事だった
水の周りに人それと水に居る誰か
最後の晩餐のようなテーブルに異質な食事
それらがみんなと違うのはうすうすわかってたから
僕は彼らにとっての利用したい異物であった

よくある話がそれが神様で
神様ってのは何でもできるらしい
信じる信じない抜きにして
それはまるで洗脳のようだった

「さあさあ祈りましょう
祈れば幸せ届きます」
「そんな事言って何年間
幸せなんてなかったよ」
「それはあなたの祈りが
足りないからです」
そんな問答の日々・・・
嫌になってきたんだ

汚れた体は悪霊付き
弱い体も心も悪霊付き
浄化すればすべて治ります
同化の担当は今日は誰がしましょうかと悩む
浄化済みの僕に番が来ることに無意識におびえていた
僕は彼らにとっての利用したい異物だから

「さあさあ同化しましょう
これを口に運べば
神の力授けられます
皆と同じになれますよ」
「洗脳じみた勧誘だな」
「これも神のお導きです」
事実は無視か否定・・・
押し付けに侵されていく

「今日も彼は同化を拒みましたね」
「彼には手伝ってほしいのに困りましたね」
「彼はそういう病気だから仕方ないですよ」
「彼はまだ神の同化を行ってないからですね」
全部聞こえてんだよ全部わかってんだよ
心配するあの子も裏では僕を不思議がって
そっけないあの子は裏では僕を馬鹿にして
みんなみんなみんな神狂いみんなみんなみんな死んじまえ

「さあさあ同化しましょう
今日の味は良いですよ」
外堀埋められ体も縛られ
動けず逃げられず喋れない
もはや言葉に意味などない
死にも救いはないとしても
こんな状況から逃げられるならそれでいい
もういっそ殺してくれ どうか殺してくれ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

神狂いの鼠

事実と現状にフィクションを添えて
私怨というか私情と言うか、あとは持病も混ざってちょっとぐちゃぐちゃになってしまった
そんなこんなで逃げた代償として体の節々が痛いですはい

閲覧数:736

投稿日:2017/02/05 07:02:28

文字数:735文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

もっと見る

クリップボードにコピーしました