離れないように
不器用に言葉ならべて
僕は不安だから
おどけてみせる
傘もささずに
濡れたからだ、雑な通り雨
君は構わず一人踊った
誰にも気づかれないように
そっと君を隠した
黒い夢も姿消すんだ
不思議なほど
灯がない部屋に
雨音、二つ心臓
掌で確かめ合う僕ら
触れ合う
「忘れないでね」
濡れた髪と
キレイな笑顔に
僕は見惚れて
声にできない
誰かに笑われてもいいよ
たとえ君が“嘘”でも
古い映画、観ているようだ
二人のこと
眠りにつく君の
繰り返される心音
迷わずにこの切ない夜に
連れ出す
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