<これは新しい属性ですか?>


先日、夜中終電で帰ってきた日の帰り道での出来事です。

3連休の最終日。
ボクの前をぐでんぐでんに酔っ払った女性が自転車をひきながら歩いていました。
しかも大声で悪態をつきながら・・・
「あ”ぁ?だりぃっ。うぜぇー」みたいなことを連呼していたような。

で、細い橋の上で後ろにいるボクの存在に気づいたらしく道をゆずってくれました。
あまりにフラフラしているので、すれ違う際に「大丈夫ですか?」と声をかけたんです。

そしたら、な、なんと?!

「あ、うん。ありがと。でも大丈夫ですよ(ニコッ)。家もすぐそこですし♪」(めっちゃかわいい声で)


ズキューーーーーーン!!

なんすか?!このギャップはっ。
「ツンデレ」ですか?!
否!!
じゃあ、何すか?「酔っ払いデレ」?
そう!略して「酔いデレ」!!



その後、もっと彼女と一緒にいたかったから、思い切って誘ってみた。

俺  「家が近いなら、一緒について行きましょうか?心配ですし。」
彼女 「え・・・でもぉ。」
俺  「気にしないでください。それよりキミが心配だから」
彼女 「うん、ありがと。お願いするね」

知り合いというわけではないので、やや距離を開けて歩く二人。
彼女が酔いで辛そうなので、会話もあまりなかった。
そんな時、ふらついて倒れそうになる彼女。
とっさに彼女を支える俺。

俺  「だいじょうぶ?」
彼女 「あ・・・うん、ありがと。。。」

触れ合っている腕と腕

俺  「あ、ごめんっ。」

腕を放そうとする俺
その腕をそっと取って放さない彼女

彼女 「ううん、このまま支えていてほしい・・・」

腕を組んだまま歩いていく二人。
言葉などはない。
やがて、彼女のアパートの前に辿り着くのだった。

俺  「じゃあ、俺はこの辺で」
彼女 「ちょっとくらい、あがっていって」
俺  「でも、そんなつもりじゃ・・・」
彼女 「このまま返したら、私の気がすまないのっ。」
   「だから、ね?」
俺  「うん・・・じゃ、少しだけ」

とうとう彼女の部屋の中まで来てしまった・・・
何かを期待してしまっている俺。
でも、酔っ払ってかなりキツそうな彼女。
ボクは一杯のお茶だけいただいて帰ることにした。

俺  「じゃ、そろそろお暇させていただきますね」
   「ごめんね、なんか逆に気を使わせちゃったみたいで」

と、言って立ち上がろうとした時。
彼女の手がそっと俺の腕を掴んだ。

彼女 「・・・・に、しないで・・」
俺  「え?」
彼女 「今夜はひとりにしないで・・」

うつむきながら訴える彼女。
顔は見えなかったが、泣いているのがはっきりとわかった。

その時、俺の中の何かが音をたてて崩れていった。

俺はその夜、彼女を抱いた。
何度も何度も。
疲れ果てて眠るまで抱き続けた。


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んなわけねぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!


〈その後〉 以降は完全なる妄想です。
「酔いデレ」までは本当のことです。


さらば、いとしの「酔いデレ」美人!!

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • 作者の氏名を表示して下さい

妄想暴走日記1

mixiで書いているごくごく一部に人気の妄想暴走日記が最近小説化してきた気がする・・・
なので、数溜まってきたので、こちらにまとめて置いていこうと思います。

これは、一年くらい前に書いた最初の妄想暴走日記・・・。
ここから、ボクの変人の歴史がはじまったわけですねw

あまりにお暇な方がいましたら、読んでみてください。

閲覧数:40

投稿日:2009/08/20 13:36:51

文字数:1,406文字

カテゴリ:その他

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