はらりひらり 降るは桜
空を染める 薄紅色
さらり風が ひとつ吹いて
かすか届く 甘い残り香
幼い 恋を
懸命に してた
駆け引き さえも 知らないままに
春が終わり 夏が巡り
秋がやがて 来る頃には
きっと君は いないでしょう
愛しさだけ 胸に刻んで
*
からりころり 過ぎる季節
ふわり溶ける 雪の花よ
ほろりきらり 伝う雫
そっとそっと 覆い隠して
短い 明日を
懸命に 生きた
二人で 泣いて そして笑って
冷えたその手 握り締めて
触れるだけの キスをしよう
ずっと君は 僕の誇り
悲しみさえ 愛し記憶に
*
もしも生まれ 変われたなら
きっときっと 君を探すよ
そして今度は 永遠に傍に
お願いどうか…
共に生きよう
*
春は桜 夏は花火
秋の夕日 冬の粉雪
泣いた笑った 触れて抱いた
二人で見た 春夏秋冬
君と生きた 春夏秋冬
***
はらりひらり ふるはさくら
そらをそめる うすべにいろ
さらりかぜが ひとつふいて
かすかとどく あまいのこりが
おさない こいを
けんめいに してた
かけひき さえも しらないままに
はるがおわり なつがめぐり
あきがやがて くるころには
きっときみは いないでしょう
いとしさだけ むねにきざんで
からりころり すぎるきせつ
ふわりとける ゆきのはなよ
ほろりきらり つたうしずく
そっとそっと おおいかくして
みじかい あすを
けんめいに いきた
ふたりで ないて そしてわらって
ひえたそのて にぎりしめて
ふれるだけの きすをしよう
ずっときみは ぼくのほこり
かなしみさえ いとしきおくに
もしもうまれ かわれたなら
きっときっと きみをさがすよ
そしてこんどは とわにそばに
おねがいどうか
ともにいきよう
はるはさくら なつははなび
あきのゆうひ ふゆのこなゆき
ないたわらった ふれてだいた
ふたりでみた しゅんかしゅうとう
きみといきた しゅんかしゅうとう
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