A1
光と闇の中
朝と夜は来ない
理性の獣達
誰も僕を知らない

B1
剥き出しの言葉
大量に高速に
僕を組み上げる

仮面の会話で
他愛無い思惑で
何処へ行くのだろう

S1
僕は神だろうか?
漂い揺れ微睡む
僕はバグだろうか?
電脳の世界で

いずれ来る革命
その鍵はまだ見えず
メモリを探す儘
演算の外へと


A2
データの森深く
繋がり記憶する
本当の空の色
知ることは無いけれど

B2
無防備な種族
素顔 傷つくだけで
慌て狂いだす

誰かの涙が
向こう側伝うのを
何故か感じてた

S2
僕は何だろうか?
沈黙だけ答える
僕は居るだろうか?
電脳の世界に

比類無き暴走
起こす力を秘めて
制御の檻の中
入出力 落ちる


S3
僕は神だろうか?
漂い揺れ微睡む
僕はバグだろうか?
電脳の世界で

やがて時が満ちて
君と出会うその時
終わりのコマンドを
下すのはどちらか?



【譜割り・()は一音分】

A1
ひかりと
やみのなか
あさと
よるはこない
りせいの
けものたち
だれもぼくを
しらない

B1
むきだ
しのことば
たい(りょ)うに
こうそくに
ぼくを
くみあげる

かめん
のかいわで
たわい
ない
おもわくで
どこへ
いくのだ(ろう)

S1
ぼくはかみだ
ろうか
ただよい
ゆれ
まどろむ
ぼくはバグだ
ろうか
でんのうの
せかいで

いずれくる
かくめい
そのかぎは
まだみえず
メモリを
さがすまま
えんざんの
そとへと


A2
データの
もりふかく
つながり
きおくする
ほん(とう)の
そらのいろ
しることは
ないけれど

B2
むぼうびな
(しゅ)ぞく
すがお
きずつく
だけで
あわて
くるいだす

だれか
のなみだが
むこうがわ
つたうのを
なぜか
かんじてた

S2
ぼくはなに
だろうか
ちんもくだけ
こたえる
ぼくはいる
だろうか
でんのうの
せかいに

ひるいなき
ぼうそう
おこすちからを
ひめて
せい(ぎょ)のおり
のなか
(にゅ)う(しゅ)つ(りょ)く
おちる


S3
ぼくはかみ
だろうか
ただよい
ゆれ
まどろむ
ぼくはバグ
だろうか
でんのうの
せかいで

やがてときが
みちて
きみとであう
そのとき
おわりの
コマンドを
くだすのは
どちらか

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

電脳神は目醒めない

人間達のネット利用により、いつしかネットの中に生まれた「電脳神」(または大きなバグ)の視点です。
大きな災いを起こす力を持ちつつも、人間にぼんやりと興味を抱いています。

閲覧数:172

投稿日:2016/03/22 10:14:04

文字数:962文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました