君が嫌いだって言葉にすれば
いつも泣きそうに俯いた
こんな私を嫌いになって欲しくて
今日も突き放す 私のワガママ

窓際に飾られたアルストロメリア
気付かないうちに枯れたみたい
花弁が一つ、一つと落ちる度に
胸が傷んで手を伸ばす

本当はとても怖くて
貴方の傍で笑っていたい
でもそんな風に言うと困らせるから
私は口に出して言うの

「大嫌い」 「大嫌い」
言葉は裏返し
天邪鬼な心を取り去って欲しい
「愛してる」 「愛してる」 心で想う
そんな顔で俯かないで 貴方ばかり

テーブルに飾られたお揃いのコップ
いつか貴方が買ってくれた
持ち上げようと指に触れる度に
震えるだけで動きはしない

本当にいつも優しくて
私の傍で笑って欲しい
でもそんな風に言うと辛いだけだから
私は口に出して言うの

「大嫌い」「大嫌い」
言葉は棘だらけ
天邪鬼だってもう構わないから
「愛してる」「愛してる」心で想う
最後に言ったのはいつだったけな…

時が経つにつれて
私の周りは誰もいない
「これでいいんだ」
「これでいいんだよ…」と
瞼抑える 溢れる 濁流のように

そんな時に君がやってきた
前と変わらない優しい顔で
傍に座って何も言わない
それが何故か心地よくて
不意に貴方の手が頬に触れる
流れる涙が熱を帯びた

「愛してる」「愛してる」
傷つけてごめんね
天邪鬼に逆らう私の言葉
「大嫌い」「大嫌い」心で呟く
そんな顔で笑わないで 貴方ばかり
「幸せに生きてね」 貴方のため…

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アルストロメリア

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投稿日:2024/04/24 17:57:40

文字数:636文字

カテゴリ:歌詞

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