ブリキロケット

君と僕の家のちょうど真ん中にはいつも誰もいない公園があってさ
ブリキのロケット錆び付いたままで発射の時を待ってる

臆病な僕はこっそり願ったよ いつかあのロケットの先に
勇気をだしてさわれたなら君にすべてを打ち明けよう

幼き日 思い出す 夕暮れと蝉の声 時の経つスピードは早すぎて
また明日また明日 いつまでも続くような「夢物語」を描いた

ああ あの頃は良かったって あの時こうすれば良かったって
飽きもせずまたふと思い出してしまうのです

何度も言い聞かせてみたって 空に花咲くこの夜だけは
あなたのおもかげがよみがえる


ああ 静かな夜 ジャングルジム 一人ぼっち
ああ 大人になり 憧れていた 景色を見た

幼き日 思い出し また胸が痛むんだ そびえたつビルの影に隠れて
あの頃は見えていた僕の家すら見えなくなって 届くと信じていた

月に手をかざした

ああ あの頃は良かったって なげいても時は戻らないって 僕もまたこの町を出て日が経てば
新しい景色が焼き付いて変わっていくはずだから 余計なものは捨てていくよ

夜空に咲く一輪の花 はかなく消える火の粉のように
指先に残る最後の糸を切った

いらないもので溢れかえった部屋の片付けを済ませて
錆び付いたロケットのカウントダウンをはじめる

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

【歌詞】ブリキロケット

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投稿日:2011/12/08 02:25:52

文字数:562文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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