エゴイスティック・マーメイド【暫定完成版】

グミさんのお誕生日用の曲です。なんとびっくりほぼ1日で制作。だからところどころ力技で繋がっとります。
お題は「人魚姫」。ですが悲恋好き、原作好きの方には全く持って申し訳ないことに、この人魚姫デレません。むしろ王子がデレる。
海になりたい人魚姫と海になりたかった王子の歌。エゴ全開の人魚姫がよさげです。略してエゴマメ、なんか呼びやすい。っていうか歌詞長い。

サビ
海になりたかった
かわいそうな人魚姫
海になり損ねた
哀れな王子様

A
満月に照らされた
大きな船
一つの黒い影が
水柱あげた

気がつけば腕の中
一人の少年
虚ろな目が私と
似ていた王子様

B
「何故助けたの？」
「邪魔をしただけよ」
「何を邪魔したの？」
貴方が海になること

サビ
海になりたかった
かわいそうな人魚姫
海になり損ねた
哀れな王子様

月明かり降り注ぐ
美しい浜辺
私は背を向けた
貴方は何も言わない

A
魔女に手渡された
人になる薬
泡になるついでに
貴方に逢うのも悪くないわ

Ｂ
「何故声をなくしたの？」
「…（この足と交換したの）」
「何が望みなの？」
私が泡に海になること

サビ
差し出されたナイフも
偽りの祝宴も
関係なんて無いの
私にとっては

最後の夜が始まり
私は両手広げる
波風に揺れる髪
貴方が手を伸ばした

Ｂ
「…何故引き止めたの？」
「邪魔をしただけさ」
「何を邪魔したの？」
私が海になることを

サビ
海になりたかった
かわいそうな人魚姫に
王子様がささやく
「もったいないでしょう？」

「君なんかにこの海を」
「海なんかに人魚姫を」
「あげるのは惜しいでしょう」
ねえ
「僕で我慢すればいい」


海になり損ねた
人魚姫と王子様
物語はいつでも
ハッピーエンドで終わるの