鳥籠の向こう焦がれては
羽ばたき続ける黒き蝶
わたしはただ空を目指し
駆け抜けゆく風の精
風を求め羽ばたいて
黒きその身は傷つき
ただ願うは籠の外
焦がれた青空の下
お天道様にはまだ遠く
わたしはただ導くだけ
さあおいで 話をしよう
外は如何に広いかを
鳥籠の向こう焦がれては
羽ばたき続ける黒き蝶
男はただ外を廻り
語り続ける風来坊
「外を希うのか
籠の中で舞い
塵に埋もれていく
斯様(かよう)な迎えがくると?」
そして男は手を取りて
蝶は鮮やかな華となる
傷つき荒れた蝶の羽根
癒やす男がすぐそばに
格子の檻でさえ全てを
軽く超える異様なひと
「名は何ぞや」と問いかけた
「鬼と呼ばれた者さ」
過去の話だと笑う...
疾風蝶華
http://piapro.jp/t/RJ50の別に書いた歌詞です。
作曲されたKakさんへ。
コメント0
関連動画0
ご意見・ご感想