風の嗣子 - inst

作詞：天鏡 作曲：Sei

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遥か遠く　遥か高く　彼方へ―――


僕の中の風が　出口を求めてさまよう
”風は昔　人間だった”
古き詩が真実なら　僕はきみたちの仲間
だからこんなにも　空が恋しい


大気の化身たる　風の精霊たちは　（精霊たちは）
透明な衣を纏い　雲梯を駆け上がる
天空で輝く太陽は　大地の上に　（虹を描き）
穏やかな海は　静かに喜びを囁く


あまねく吹く風よ　たとえ目に見えなくても
僕たちは肌で、音で、気配で　きみたちの存在を　感じている
だから風を求めて　旅をする


時には粗暴な奔放さで
天地を引き裂いて　荒れ狂う


Boreas, Kalkias, Apeliotas,
Eurus, Notus, Livas, Zephyrus,
Skiron...


草の海を渡り　高き峰を越えて
風とともに　風のように　旅をしよう


記憶の中の　虹の半分を探して


そしていつか　風渡る故郷へと帰ろう