a
三月も 揺らめく篝火みたいに
気づけば終わるような存在
三年も 確かに過ごしてきたのに
刹那に上がりゆく通り雨

a
制服の 袖口解れを知らない
過ぎ去る時間に追いつけずに
学校の 机の落書き薄れて
僕だけ未来へ飛んだ様で

b
綺麗なままで切り取って 
取り残された桜の花
縋るあの日のように 
アスファルトに舞い散る

s
呻く 閉じ込めた心
君への「好き」が谺(こだま)する
春が来る 終わりゆく時が
当てつけのように 桜咲く


a
始まりの 桜は少し眩しくて
樹の傍見上げる君と出会う
花の香 誘われ酔い惚れて
焼け付く花びらと微笑みと

b
記憶の中で彩られ
花明かり照る卯花月
代わり二人の為の
未来絵図は描けず

s
一人 あの日あの場所で
見つめた君も笑っていた
変わらない それで締めくくり
この恋心は 夢見草

c
歪む夕に染まる教室で
遠く薄らいでる白の星
終わる君と同じ肩書きも
淡い儚く散る初恋も

s
呻く 閉じ込めた心
君への「好き」が谺(こだま)する
春が来る 終わりゆく時が
当てつけのように 桜咲く

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
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桜知る初恋

初恋の様は桜の如し

閲覧数:138

投稿日:2014/01/23 22:14:11

文字数:472文字

カテゴリ:歌詞

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