鬼様此方 手の鳴るほうへ
鬼様此方 手の鳴るほうへ
目隠しされたし御子様(みこさま)が 鬼様手招き誘(いざな)いて
此方へ 此方へ
誘いて
お山の奥の お社様へ

御子様手招き 社の奥に
社の奥の 岩戸に誘い
鬼様 岩戸に閉じ込めた

鬼様怒って呪詛を吐き  御子様静かに謝った
鬼様岩戸を叩きだし   御子様岩戸に縋りつく
鬼様岩戸に背を向けて  御子様泣いて謝った
鬼様慌てて慰めて    御子様笑って泣き止んだ
鬼様理由を問いただし  御子様静かに語り出す

鬼様岩戸に御子様招き 御子様岩戸に招かれた
鬼様静かに目を閉じて 御子様強く眼を閉じて
静かに静かに眠りに落ちた

お山の奥に行ってはならぬ 迷ってしまえば帰られぬ
お山の奥のお社様に 昔々の鬼様と 昔々の御子様が
岩戸の中におられるゆえ 眠りを遮ることなかれ
生きて帰りたいならば  生きて帰りたいならば
 

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

鬼子社

昔の伝記とか伝説とか民話とか
そんな感じのイメージで書きました
御子様って書いてるけど、別に女の子でもおっけーです
誰か歌わせてくれないかな……

閲覧数:116

投稿日:2008/07/16 15:07:30

文字数:389文字

カテゴリ:歌詞

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