毎日来てくれてたあなたが急に来なくなって
窓の外からは「開けてよ」って呼ぶ声
でもここから動けない
あなたのために開く扉は錆付いてしまったよう
毎日毎日その手で
「君の為だよ」
そういって届けてくれた木の実
外にはたくさんあるのを知っているけど
偽者でいいの 偽者でもいいの
あなただと思えればそれだけで
扉が消えたわけじゃないの
ただ、開くことができないだけ
あなたがいないと
あなたじゃないと
ダメだってただ、それだけの理由
もう一度ここへ来てノックして私を呼んで
そうしてまたあの木の実を食べましょう
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