退屈な一人の午後 浮かぶメモリー
やわらかな陽を浴びて揺れては消え
儚く消えてく過ぎ去りし日々達
少し苦くてでも甘い大好きだった香り
淹れたてのお湯の中でお茶の葉が踊りだす
あの頃と同じフレーバーが私を包む
「初めまして」「こんにちは」「これからもよろしくね」
「いつかまた会えるその日まで元気でいてね」
淡い香りに包まれあの日々がよみがえる
あなたは今どこで何して暮らして居るの?
すれ違い繰り返して募る想い
後悔を醸し出す憩いの時
未練がこんなにあなたを欺ける
可笑しく見える一人言昨日を懐い溜息
蒸らし過ぎたフレーバーティーはいつもより少し渋い
過ぎた時を慈しんでる私のように
冷めた紅茶飲み干して片道を歩き出す
あの頃と同じフレーバーは私を包む
誰もいない部屋の中香りだけ残される
空っぽになったティーポットを西日が照らす
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