天井、モノクローム
拝啓、今日までの常識に両の手足を囚われ
背負った十字架刻み散らし練り歩く価値観という名のバケモノよ
愛情?後付けの言い訳か?
合理的な防衛本能か?
その場凌ぎに陶酔した己がさえ騙す諸刃の剣
目まぐるしい日々の疾さに狂いそうな心の臓
モノクロームの天井見上げて咽び泣いた
残像描いた少女の右手に残る確かな誠実の欠片は
誰にも受け入れられずに朽ち果てて実を落とした
それを拾い集めてまた空を燃やす
淡い波になって夜に還る
共感、耳澄まして世界と繋ぎ繋がれ絡め掬われて
投影、目の前も見えないのに透けてくこの手の血潮
揺らぎゆく共感覚、感情ないアイラブユー
口先さえ遠いディスタンス
こびりつく後悔、高揚した頭で捉えた未練の輪郭
煙に巻かれたような街角眺めたまま堕ちていく
モノクロームの天井見上げて咽び泣いた
残像描いた少女の右手に残る確かな誠実の欠片は
誰にも受け入れられずに朽ち果てて実を落とした
それを拾い集めてまた空を燃やす
淡い波になって夜に還る
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