夏のカケラ
朝靄が隠した日の光は沈んでいる
水浅葱色のラムネを飲み 走り出していけ OVER
まだ知らない景色のその先へと探しに行こう
いらないものも残さないで 拾い集めた
風が囁く雲の群がり 流れていく
水面が躍る白い砂浜 踏みしめて歩く
ファインダーに見える世界には何が残る「ハイ、チーズ」
透き通る目が映し出した つらつらと並ぶ面影は
裸足で駆け出す君を求めてるみたいだ
時を止めてあの日まで 刻むことを忘れた針は
薄色に染まる声をのせていく
まだ見えない景色のその先には追いつかない
満たないものを揃えている 通り過ぎていく
ファインダーに見えた世界には 時のカケラ 映ってたんだ
透き通る目が映した夜 空に花が光って咲いた
瞬くままに次から次へと綻ぶ
りんご飴をほおばって ゆらゆらと揺れる風鈴が
こちらへ誘う 夏の匂いだ
想いが重なって行くんだ
ボタン押して「ハイ、チーズ」
浮き足立った街の音は昔になり明日へと進む
言の葉を紡ぎサイダーみたいに弾けた
待ち人来たりとはらはらり からからと鳴らし去っていく
藍色に染まる勿忘草握りしめる
願い事を呟いた 星空の中に溶けていく
あの日見たものが離れないまま
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