『贋作縁日ファンタジア』
作詩:栖夏
幼い頃 周りのみんなは
連れて行ってもらっていた
夏の大きなイベントには
僕は一人 行ったことなくて
憧れのお菓子の林檎飴
一舐めしてみて思い出すフリをした
無かったはずの縁日を
甘い味に酔いしらされて
酸味に昂揚させられて
ふと こんなことを考えてしまった
添加物が混在してても
僕の舌は判らないよ
もう今更そんなこととは
関係ないと言えないかな
ニセくさい味でいいじゃないか
本物の必要はないじゃないか
幸せなら 何も望まない
今 本当に幸福だから
混雑を不愉快に思うのは
納得出来る だけれども
これ たまには 嬉しいことかも
高い値段で売られるお菓子
全然高くなんて感じてない
だって ムードも金額に含まれるから
普段の感覚は麻痺して
頭と顔 両方火照って
何も判別できやしない
薄明かりの夕暮れ時じゃ
散々に散財していいじゃないか
安価求める必要ないじゃないか
今幸せなら 何も望まない
今 本当に幸福だから
そういえば浴衣すらも持っていない 僕は
でも また 来年 ここに来る時には
着ているだろうな
添加物が混在してても
僕の舌は判らない
もう今更そんなこととは
関係ないと言えるのかも
ニセくさい味でいいじゃないか
本物の必要はないじゃないか
今幸せなら 何も望まない
今 本当に幸福だから
普段の感覚は麻痺して
頭と顔 両方火照って
何も判別できやしない
薄明かりの夕暮れ時じゃ
散々に散財していいじゃないか
安価求める必要ないじゃないか
今幸せなら 僕は望まない
今 本当に幸福だから
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