また朝が来ることに 何度 血を吐いたろう
傷痕 足音 後悔と
瘡蓋の数よりもずっと傷ついて
気付けば 静けさ 死んだようだ

息をする度に刺さるのは
生きている無価値な僕の全て
いっそ綺麗な 愛など 
忘れるぐらい痛く

君の言葉が その指先が
モノクロのフィルムを破っていた
閉じ込めてた 止めた鼓動は
とうに戻らないと綴っていた
解けた涙 流れ出たのは 
僕を殺していた僕
転がりだす 脆さ抱く 千の秋に
溺れたんだ

生まれ落ちたみたいにそっと手を伸ばした
与えて欲しいなんて言わないけど
分かってくれたら もういいや あなたが好きです
それだけでいいの 

君の吐息が その目その手が
この僕の心を保っている
一人の夜も 深い孤独も
仮初の夢が庇っている
柔いだけの 弱い素顔を  
差し出してその日を待つ
傷付くこと 気付く毎に 千の愛を
覚えたんだ

ねぇ振り向いて どうか笑って
吐きかける嘘を飲み込んで
ねぇ向き合って どうか選んで

分かってくれたら いいなんて 聞き分けいいフリ
愛して欲しいよ  

君の視線が 揺れた心が
ただ僕の心を満たしている
君の愛が 本音の色が
僕に巡り僕を生かしている
繋いだ手を 握る強さで 
立ち上がり明日を歩く
絡む指と 交わす好きで 千の秋を
想えたんだ

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千秋

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投稿日:2022/10/02 11:19:12

文字数:599文字

カテゴリ:歌詞

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