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曰く その人高らかに
一つ「国の誇りを一として」
一つ「心はいつも国のため」
剣を掲げて謳いました
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偉大な王よ決断を
非力な姫は籠の中
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そうそうあれは何年か前
父に呼ばれて引き合った
彼は笑って膝をつき
私を一と誓う
◆
見えない 聞かない 遠い場所のことなんて
見えない 知らない どこかで散る花なんて
みせかけ いまだけ 平和なんだとしても
君と一緒にいる今だけがあれば
■
悲しい話ばかりが届く
沈む私を引き寄せて
彼は笑って抱きしめて
私が一と笑う
◆
どうして そうして 裏切りに真実さえ
どうして こうして 簡単になくなるのに
みせかけ 平穏 君と壊れて消えた
君が姿を消す過去さえも刹那
*
君の花束の可愛いホオズキ
それなら私は真っ赤なアネモネ
叶うなら君にもう一度
◆
悲しい 切ない 心も癒えないうちに
悲しい 現実 重く上に降り注ぐ
壊れた 心に 要らない器
平和の懸け橋に、一人の少女は奪われた
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非力な姫よ決断を
戦死の王の代わり贄
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