銀貨遊歩
42作目です。皆さん不思議なタイトルと思われるでしょう。
なぜかずっと「銀・シルバー」というキーワードが頭から離れず、
旧交を温めるストーリーだけ明確にしてみました。
一緒に遊んだあの頃 男女の訳も知らず
周りがいつもからかってた 「好きなんでしょ?」と
何だか分からないうちに 自然に離れた二人
今では住む町も違う 忘れかけた箱の中身
ねえ どうしてる? 連絡もしないままだけど
もう 忘れたの? 知りたいよ 何となくだけど
原付走らせ ここまで来た
寂しさなんかじゃ ないよ
会えると確証は無くて ドアホン鳴らせずにいた
ようやく押した指先が まだ震えてる
ドアから犬が飛び出してじゃれつく 迷いもなく
出て来たのはまさかのキミ 意外過ぎて口ごもった
ただ理由(わけ)もなく会いたいと 言えるはずもなく
「アドレスにないキミのこと 確かめたいから」
何年振りかと怪訝な顔
いきなり訪ねて ごめん
ああ 大切な思いだけ伝えきれないよ
苦めのコーヒー 答えはどこ?
ずいぶん時間も過ぎて
(まだ好きなんだ) キミの目は穏やかなままで
でも もう行くよ 愛し方 見つめ直すから
優しい気持ちはきっと銀貨
しばらく借りるよ またね
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