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(A)
紅い刀を頭に刺した一人のサムライが
一人寂しい僕に声かけた
青いお花を着物に刺した一人の道化師は
一人悲しい僕に笑い掛けた
(B)
はだけた着物から覗くのは
グロテスクな人の本性
(S)
腹切って全部見せておくれ
あんたの中身は見えてんだ
腹割って全部見せておくれ
僕の肌をなぞるその指が嘘吐き(うそつき)だって知ってるんだよ


(A)
黒い心をお上に奉げた一人の鬼の子は
一人寂しく泣くしか成し得ない
(B)
はだけた着物から覗くのは
傷跡だらけの僕の心
(S)
腹切って全部見せてあげる
あんたに秘密は似合わないよ
腹割って全部見せてあげる
僕の傷なぞるその指に寄り掛かっていたいんだよ

(C)
サムライが倒れた
道化師は何処かに消えた
鬼の子に魂を上げた僕の体は一人で歩き出した

(S)
腹切って全部見せておくれ
あんたが黒幕だ、知ってるよ
腹割って全部見せておくれ
僕の心を食らった鬼の子は泣き出したんだ
腹の内は何も分からない
あんたの気持ちもわからない
ただ僕の事愛してくれた
それだけで良かったんだ
一人じゃないと分かったから

ライセンス

  • 非営利目的に限ります

【作曲者様募集】腹切江戸浪漫談(はらきりえどろまんだん)

江戸時代、様々な者が入り乱れていたそうだ…。

道化に踊らされた少年は言いました。
『人の本性は何よりも醜いんです・・・』

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投稿日:2013/11/03 14:43:35

文字数:480文字

カテゴリ:歌詞

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