壊れた時計の針にはもう
時代さえも無にしてしまうの
暗闇の中で煙る街頭では皆
蠢く人間の群れの真ん中
集まる蛾のように飛び交って
一人紛れて落ちる
忘れているだけなんだ最初に歩いたのは
自分何だって事をただ忘れたいだけだ

音が鳴り止まないまま耳を使わずに
ただ体で感じる波の渦を
傷が自分を生かすなんて
恐怖で支配されてるだけ
ロボットのように感情一つ壊して夢見て
生きてると偽りの針が動く
廃墟の中一つ光った
あの街頭は今もまだ輝く
集まる人

電柱の描く空には
白い綿が飛び出すように
黄色い星を作り出しては飛ばす
似ているのはこんな空を見るだけ
流れる髪は黒い液体
溶ける事は無いの
忘れてただけなんだ本当は解っていたさ
君何だって事をただ忘れたかっただけ

音が鳴り止んだほら耳を使ってみて
ねぇ感じるかい波の渦が今
痛みが自分を生かすとか
恐怖に縛られているだけ
人間のように感情を生かして夢見てよ
失って居た針はまた動き出す
街の中また一つ光った
その街頭は今もまだ光る
ただそれだけ

静かな部屋で煌々と付いた
テレビの中 見た夢が
綺麗で枯れてなど無かった
お母さん お父さん ねぇ
何処に置いて来ちゃったのかな
何時までも枯れない花達を

失った時計の針は二度と
時代さえも無にしてしまった
闇の中で上がる狼煙はきっと
行く先を失った者達への
最後っきりの光だろう
一人紛れて散る
忘れないずっとずっと最後は君と歩く
自分が君の手を引いて歩けると忘れていた

音なんて無意味に近い物で虚無だ
さぁ見えるかい人の渦がそこに
幸福が自分を生かす
時代に翻弄されてるだけ
君は僕は生きている枯れない夢を見ている
見つけた針が音を立てている
人の中君と手を繋いで
作りだした空の下
時代を刻む シンクロ

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Street nightmare

灯に死人は集まる
それ故に明るさがわからないんだ

閲覧数:148

投稿日:2019/11/25 21:23:52

文字数:757文字

カテゴリ:歌詞

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