突き抜けるような青空
まだだ　僕はそこに行けずに
遠ざかるいくつもの背
歩きだせず眺めてた

「まだ大丈夫」と自分にきかせ
ヘッドホンかける

僕の心に流れ込む
不規則なリズムは少しの不安と勇気をくれる
暗い夜の中にだって輝きがあるんだ
そうさ　だから　きっと
見えないだけだ

広がる夕焼け空に
包まれるように目を閉じてみる
横の誰かと比べるそんな僕と
今日「さよなら」

「あと少しだ」と自分を立たせ
ヘッドホンかける

僕に馴染んだ音楽が
いつもとはちょっとだけ違う気がしてそれが嬉しくて
未来（さき）が見えないことよりも止まるのが怖くて
そうさ　だから　僕は
歩きだすんだ

あの日に聴いた僕の心は
未来探してた

僕の心に流れ込む
不規則なリズムはあの日の懐かしさに溢れてる
暗い夜の中にだって輝きがあるんだ
それを見つけるため
“僕ら”は歩く