【Mirka】

シマエナガ、という白い鳥と、黒猫の物語です。
歌詞のイメージが伝わればと思います。


作曲:たてごと♪
作詞:しープ
イラスト:Okou

《S》
雪の朝
白い世界に舞い降りて
僕の心攫った
『君の名を聞いていいかな？』
冬の日の
空を見上げた

《A》
初めてだった
スズメもカラスも同じ鳥
キミの長い尾羽
空を舞って

瞳の上に
みかん色ほのかに乗せて
留まった木の枝に
やきもち焼いた

《B》
目が合ったとき
怖がらなかったね
僕の姿は
君には
どう見えてるの？

《S》
白い羽
白い世界に舞い降りて
僕は恋に落ちたよ
『君の名を聞いていいかな？』
話したい
空に祈った

《A》
勇気を出して
木の陰、隠れて声かけた
『あのさ、キミの名前
　なんていうの？』

君には全部
お見通し
『丸見えですよ？』
笑って粉雪に
乗って舞い降りた

《B》
やわらかな羽
『まるで綿雪だね』
首を傾げて
『あなたは黒水晶ね』

《S》
白いキミ
僕の隣に舞い降りて
僕に愛をくれたよ
キミのこともっと知りたい
聞かせてよ
明日も話そう

《C》
僕たち
なんで
同じじゃないんだろう

『おねがい
　　僕の爪を羽に取り替えて』

《S》
白いキミ
僕の隣に舞い降りて
僕に愛をくれたよ
キミがいる　ずっとこれから
一緒だよ
守ってあげる



【ひらがな歌詞↓】


《S》
ゆきのあさ
しろいせかいに
まいおりて
ぼくの
こころさらった
きみのなを　きいていいかな
ふゆのひの
そらをみあげた

《A》
はじめてだった
すずめもからすもおなじとり
きみのながいおばね
そらをまって

ひとみのうえに
みかんいろほのかにのせて
とまったきのえだに
やきもちやいた

《B》
めがあったとき
こわがらなかったね
ぼくのすがたは
きみには
どうみえてるの

《S》
しろいはね
しろいせかいに
まいおりて
ぼくは
こいにおちたよ
きみのなを　きいていいかな
はなしたい
そらにいのった

《A》
ゆうきをだして
きのかげかくれてこえかけた
あのさきみのなまえ
なんていうの

きみにはぜんぶ
おみとおし「まるみえですよ？」
わらってこなゆきに
のって(まい)おりた

《B》
やわらかなはね
まるでわたゆきだね
くびをかしげて
「あなたは
くろすいしょうね」

《S》
しろいきみ
ぼくのとなりに
まいおりて
ぼくに
あいをくれたよ
きみのこと　もっとしりたい
きかせてよ
あすもはなそう

《C》
ぼくたち
なんで
おなじじゃないんだろう

おねがい
ぼくの
つめをはねにとりかえて

《S》
しろいきみ
ぼくのとなりに
まいおりて
ぼくに
あいをくれたよ
きみがいる　ずっとこれから
いっしょだよ
まもってあげる