パラレルフィッシュいつの日か
めぐりあおう
パラレルフィッシュいくつもの
宝石 食べてきた
混じりあうことのない
色の一線一線が輝くあれなんだろ。
君の夢は
大概世の中に喰われた
空を仰いで涙を流しても
誰も気づきはしない。
悲しみにもがく反動で
水面は揺れて
そこに鳥たちがつつきまわる。
パラレルフィッシュいつまでも
輝やけない。
パラレルフィッシュそれは
掴めない光。
何かに反射して
交わる瞬間
痛いけど暖かい
それを受け止めて
新しい色に変化して
空に向かい光の柱がまた一つ
いつまでも輝いていて。
七ノ夏
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