あれから何年
経ったんだっけ
永遠に18なままの
あなたの笑顔が好きだった
あれから僕は
成長したのかな
永遠に弟なままで
あなたに怒られるのかな
今日も風が涼しいね
あの日が脳裏に甦る
紅く染まった
あなたの全てが
それでも愛しかったなんて
言ったらあなたは
僕を叱りに来てくれるの

お姉ちゃん、そこは楽しいのかな
お姉ちゃん、僕は苦しいんだよ
お姉ちゃん、そこでどんな生活をしているのかな
お姉ちゃん、僕はこんな生活はもう嫌なんだ
お姉ちゃん、また手を繋ごうね
お姉ちゃん、また会えるよね
お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、今すぐ会いに逝くからね

あなたの部屋から出てきた
１つの封筒
宛先に僕の名前
送り主はお姉ちゃんだった

「弟へ
一緒にいれなくなってごめんね
撫でてあげられなくなってごめんね
抱き締めてあげられなくなってごめんね
こんなダメなお姉ちゃんを君は愛してくれたね
ありがとう
ずっと言えなくてごめんね
大好きだよ」

お姉ちゃん、そこは楽しいのかな
お姉ちゃん、僕も楽しくなってきたよ
お姉ちゃん、そこでどんな生活をしているのかな
お姉ちゃん、僕はこんな生活でも頑張るよ
お姉ちゃん、また頭を撫でてね
お姉ちゃん、また甘えさせてね
お姉ちゃん、また抱き締めてね
お姉ちゃん、ずっと大好きだよ
お姉ちゃん、お姉ちゃん、お姉ちゃん、ずっと愛に生くからね
だから待っててください
まだお姉ちゃんに
依存してる弟でごめんね