白い息闇に溶けた ネオンは煌くけど
心まで照らせないね 鼓動が響いてる

どこまでも広がる街並み 雑踏に今は身を任せてみる
だけど満たされず 夜空を見上げた
柔らかな雪がここに ここに降り落ちる

紫に染められた雪 私はもう独りじゃないから
涙さえ結晶になる 何かが変わる気がして
私は歩き出す

アルバムにしまい込んだ あなたは笑顔だけど
心から笑えないと 背を向け逃げていた

ヒトはそう 降り積もる雪に 足跡残して歩いて行くから
嘘を吐いたって ホントは好きだよ
あなたとの日々を今も 今も忘れない

指先が悴んでいる だけど心は温かいから
想い出は経験になり 私を変えて行くんだ
紫に染められた雪 地面に触れて儚く消える
諦めず降り続くから 何かが変わる気がして
私も歩き出す

寂しさは強さに変わって この街も白く染められ変わった
だから変わるんだ 私もあなたも
だけどさよならが胸を 胸を締め付ける

紫の雪に尋ねた 私の進む道はどこなの
答えなどどこにもなくて 私が変えて行かなきゃ
紫に染められた雪 私はもう独りじゃないから
涙さえ結晶になる 何かが変わる気がして
俯き悩んだ 昨日に手を振り
私は歩き出す

（読み）
しろいいきやみにとけた ねおんはきらめくけど
こころまでてらせないね こどうがひびいてる

どこまでもひろがるまちなみ ざっとうにいまはみをまかせてみる
だけどみたされず よぞらをみあげた
やわらかなゆきがここに ここにふりおちる

むらさきにそめられたゆき わたしはもうひとりじゃないから
なみださえけっしょうになる なにかがかわるきがして
わたしはあるきだす

あるばむにしまいこんだ あなたはえがおだけど
こころからわらえないと せをむけにげていた

ひとはそう ふりつもるゆきに あしあとのこしてあるいてゆくから
うそをついたって ほんとはすきだよ
あなたとのひびをいまも いまもわすれない

ゆびさきがかじかんでいる だけどこころはあたたかいから
おもいではけいけんになり わたしをかえてゆくんだ
むらさきにそめられたゆき じめんにふれてはかなくきえる
あきらめずふりつづくから なにかがかわるきがして
わたしもあるきだす

さみしさはつよさにかわって このまちもしろくそめられかわった
だからかわるんだ わたしもあなたも
だけどさよならがむねを むねをしめつける

むらさきのゆきにたずねた わたしのすすむみちはどこなの
こたえなどどこにもなくて わたしがかえてゆかなきゃ
むらさきにそめられたゆき わたしはもうひとりじゃないから
なみださえけっしょうになる なにかがかわるきがして
うつむきなやんだ きのうにてをふり
わたしはあるきだす