染井吉野～Yoshino Cherry～

ソメイヨシノそのものに焦点を当てて作った結果、桜の曲なのにえらい暗い曲に・・・（＾＾；；
いつもピアプロから絵をお借りしてばかりですが、初めてオリジナル曲を作ったのを機に思い切って投稿してみることにしました。もしよろしければ、感想などいただけると幸いです。

【歌手】鏡音レン
【伴奏】D-DECK(YAMAHA製キーボード)使用
【動画】http://www.nicovideo.jp/watch/sm2844135
【歌詞】
桜の季節が来て　誰もが君を見上げる
君は別れと出会いの　代名詞だから
人は君の下に立って　満開の花を眺め
輝く未来への希望に　思いを馳せる

でも君自身には　未来も希望もないよね
実ができても　芽を出すことはないから
次の世代に　未来を託すことはできない
君は人の手がなければ　いつか滅びてしまう
それが宿命　

なぜ君は　花を咲かせるの？
人を　喜ばせるために？
人が君を　見捨てる日が来たのなら
それは君の　命の終わり


桜の季節が終わり　誰も君を見なくなる
地面には花びらの絨毯　それは綺麗だけれど
やがて萼（がく）もおちてきて　絨毯は紅く変わり
そしてすべては茶色い　土へと還るね

君はどこに行っても　たくさん見かけるけれど
それは君の家族でも　仲間でもないんだね
君が増えてゆくことは　大きくなるのと同じ
「君自身」の複製が　増えていくだけさ
それが宿命

なぜ君は　花を咲かせるの？
人を　喜ばせるために？
人が君を　見捨てる日が来たのなら
それは君の　命の終わり


君に触れようと　近づいてみたら
幹の影で見つけた　遅咲きの花一輪
こんな隠れた場所で咲く　花なんて誰も
見てくれる人など　いないのに

それでも君は　花を咲かせるの？
人のためじゃなく　自分のために？
咲くことが　君の生きてる証ならば
これからもずっと　咲き続ければいい
朽ち果てる時まで