冴返るあの頃のユメを
君も何處かでみていますか?

花冷えの季節には必ず
風邪をひく君が気掛かりです


流れゆく花筏に乗れば
何時か君の許へゆけますか?

光る風纏いながら疾る
君とはまるで正反対ですが


一ッ二ッ 数える度
嘘と化す様な気がして
三寒四温 この世界は
善いコトばかりではないから


雪よ (はら はら) いっそのこと凡て
白のヴェールで包み込んで隠して仕舞え
花よ (ひら ひら) 永久に散らずに
その美しさ僕一人にだけ見せていて

そんな妄言 君にただ嗤って欲しいのに


イロの無い世界に ひとり佇んで
とけて消えてしまう様な錯覚に堕ちてゆく

オトの無い世界に閉じ籠もっていよう
開くことの無い蕾の様に


雪よ (はら はら) 願わくば今だけ
何事も無かったかの様に 隠して仕舞え
花よ (ひら ひら) 誰よりも靜かに
ただ凍てついた僕を包み込んで 魅せていて

朧げな僕の言葉など 無視していいから

君は君の道を 真っ直ぐ歩んでゆけばいい


この雪が雨になる頃には
季節がまた一つ進むのでしょう

うすらいで 零れ落ちるユメを
僕だけが此處でみているのです

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

桜隠し

閲覧数:89

投稿日:2021/11/11 22:01:37

文字数:497文字

カテゴリ:歌詞

オススメ作品

クリップボードにコピーしました