それでも恋をした
わかっていたけど 止めることなんて
できるわけない

君に逢いたいんだ
これは 始りも結末もない恋だと
そんなことははじめから 知っていた…はずだった

≪はじめまして≫　

緊張して発した声
震えていたのかもしれない

あれからたくさんたくさん言葉を交わして
たくさんたくさん あなたのことを知った
わかった つもりでいたのは 私の自己満足だけれど

それでも それでも
あなたと 何かを共有していたかった
あなたをわかりたかったの

忘れたほうがいいですか？

あなたは 私のためにならない と言ったけれど
あなたを好きになったことを 大切に思うことを
無駄なことだったと 思ったことなんて 一度もないというのに

それでもあなたが忘れてほしいと 願うなら
私に投げかけてくれたあなたの言葉を悔いるのなら
何も悪くはないのに あなたが謝罪の言葉を 口にするならば

その分だけ 私は絶対に忘れない
意地でも 忘れてあげない

知らなかったの？ 私は頑固なのよ
それを教えてくれたのは あなたじゃない