ただ過ぎてくだけの日々に疲れ
屋上の柵を乗り越えてみた
何かがあったわけじゃないけれど
何もないから面倒になった
「勿体無いな、まだ若いのに」と
空から突然聞こえた声は
紫色の髪をたなびかせ
「ちょっとキミに提案があるんだ」
鳴らない鈴を私に
そっと差し出して言った
「ひとつ望みを叶えてあげる
…キミと引き換えに」
望むことなどないのに
拒めなかった
「その鈴の音が鳴るのを
この場所で待ってるから」
小さな願いごとはあるけれど
さすがにこれじゃ割に合わないな
そんなことばかり考えてたら
ずいぶん時間が経ってしまった
あんなに退屈だった
無言で過ぎてく日々が
残りわずかと気付いた時に
涙がこぼれた
空っぽの足跡だけ
残し続けて
曖昧な夢さえない
そんな私の願いは…
ある晴れた日に同じ屋上で
鳴らない鈴を空高く投げた
紫色の影が問いかける
「聞かせて頂戴、キミの望みを」
きっとみんなは自分で見つけて
自分なりの答えを出すだろう
だけどどうしてもわからなかった
"私に生きる理由を下さい"
「矛盾した望みだね」と
笑いながら言う
「規約違反になるけど、
ひとつ教えてあげるよ」
「キミは65年と7か月と2日後に
その意味を知る
だからその日が来るまで
この鈴は預けておこう」
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