硬く固められたコンクリートの街
雨に打たれ灰色の世界
私は何もかも考えられない
四角い箱 空高く伸びる柱
顔の無い人々 くすんだ空には赤い風船がふわり
「心の無いこの場所いつからこうなった?」
闇雲に走り出す私
今はただ時間に身をゆだねる自分が
少し いやになった
遠く果ての無いプラネタリウムの空
きらりきらりと黒の世界
私は何処にいるのか分からない
宙に浮き 思考は儚く拡散
無機質な星 漆黒の闇に金の月が一つ
「私の存在価値は一体どこにあるのか?」
気づけば泣いている私
今はそこからただ逃げようとする自分が
少し いやになった
「Answer―…」
めぐるめぐる景色
空と地が逆点し
時間が逆流する
黒い空から赤紫へ
朝が来て日が昇る
雨が上がって虹がかかる
世界に色がつき息を吹き返すのなら
私は・・・
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