見せたいものと見たいものに
差があることはわかっていました
欲しがるものを作るはずが
完成したのは勝手なオモチャ
手垢にまみれた僕を振って
底から剥がれた見捨てた記憶
それに値段 付くんだからなあ
ガラスケース 埃乗った
叫び声が綺麗です
染み出した 姿ない僕が
一つカギを作れたら
複雑で弱い扉に
少しだけ欠けた寂しい場所に
溢れ出す 色のない僕が
居ても構わないならば
居ることを忘れるぐらいに
今だけ味方と思えるように
言いたいことと聞きたいことに
差があることはわかっていました
次々渡る 先を読んで
カクカク動いた勝手な言葉
落ちてる小石を叩き割った
見えてる光は僕だけらしい
これに値打ち 付いて欲しいなあ
スポットライト 浴びる名前
研磨 化粧 綺麗です
踏み込んだ 勇気ない僕が
一つ音を作れたら
震えたことは残るの?
少しだけ願う全部は要らない
手垢にまみれた僕を逆さ
零れるガラクタ見捨てた言葉
それに値段 付くんだからなあ
違うはずさ 当たり前なんだ
なのに僕は作るんだ
散らばったパズルみたいに
端のない 終わることないけれど
染み出した 姿ない僕が
一つカギを作れたら
複雑な君の扉に
少しだけ欠けた寂しい場所を
埋められますように
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