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四文字の言葉妙にリアル

モノクロ眼鏡色を映さず
重なる色黒く塗り潰し
乾いた地面に溶け込んで消える

掠れる音どこかで途切れて
黄ばんだ譜面散らばって舞う

掴み損なった手
僕の背中トンと押す

るちるるちる

ここまでおいで

目をつむる間際に思った
四文字の願いどこかコミカル

旧型映写機色も映さず
うごめく影輪郭ぼやけて
狭いスクリーンに揺らめいて消える

さびれた鍵どこかでなくして
開かずの箱転がってなく

いつか見失ったきみ
くすりと笑ってそっぽ向く

るちるるちる

そこまでおいで

るちるるちる
お足(あんよ)はどこへ

るちるるちる
お手(おてて)はどこに

るちるるちる
メロディ(おと)もなく

さぁ、さぁあなたも
ここまでおいで

いつか逢ったきみ
僕の背中で手を振って

るちるるちる

そこまでおいで
　
　