ひとりで森の中
立ち入り禁止の柵越えて
道なきところを突き進むんだ
緑が当たって気持ち良いな

前方に謎の影
私よりもだいぶ大きくて
緑の中からこちらの方に
向かって来ているみたいです

パッと目が合った
わっ熊さんだ
熊よけの鈴もないし
大声出すのも確かダメ

確かダメ (はい!)
(確かダメ!)

私は静かに手をあげながらも
「友達になろう」と熊に言ったよ
そしたら熊さん頷いてくれた
心が通じてふたり笑顔になる

友達の証 ハイタッチをしよう
私と熊さんどんどん近づき
お互い手をあげ前へと動かす
「パチン」と鳴る時 腕が飛んでった

私の右腕なくなった
血まみれになる私を見て
熊さん悲しい顔しています
私もちょっぴり悲しいな

パッと目が合った
わっ熊さんが
私の血の匂いを嗅いで
空腹を思い出したみたい

食べられる (はい!)
美味いかな

熊さん夢中で私を喰べてる
私がどんどん崩れていきます
跡形も無くこの世から消えます
でも友に喰われ私嬉しいよ

空腹が満たされた熊さんは
突然何かを思い出したようで
目から涙がぽつりと流れてる
私に泣いてくれてありがとう

その熊を見た一人の猟師さん
人が熊に喰われたと騒ぎだす
急いで仲間を引き連れて来ては
銃口を熊さんめがけ構える

私が猟師に「やめて」と叫ぶが
誰かに届くことは無いから
お願い熊さん逃げてよと祈る
その祈りも虚しく叶わない

銃声と同時に熊は倒れた
たくさんの弾が熊を貫いた
まるでいつかの私みたいな光景
私は静かに大泣きしていた

きっとこれも私のせいだよね
私が熊と触れた罰なんだよね 
大切な初めてのお友達の
熊さんが私の前で死んじゃった

あー

-私よりも綺麗で色鮮やかな血を流してる
私は朱殷だけどあなたは何とも表現できない-

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
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朱殷少女と緑の熊_歌詞

朱殷少女と緑の熊 / 音街ウナ・初音ミク
の歌詞です。

閲覧数:86

投稿日:2018/07/08 16:32:51

文字数:761文字

カテゴリ:歌詞

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