【サビ】
ただ さよならを告げる雨が冷たくて
凍えるような寒さが指を突き刺した

【Aメロ】
ハジメマシテは暖かい桜の季節
轟音立てて走る箱 耳ふさぐ
耳を閉じた手 隙間から聞こえたそれは
人生転機のこの邂逅

【Bメロ】
鼻をかすめた濡れた舌
すり寄せてくる細い身体
頼りなくて そっと離れた

【サビ】
ただ 心に余裕ないだけなのに
当たり散らした怒りが俺を羽交い絞める
魔女 黒魔法放って俺を転がした
蹴って亡くした灯(あかり)は線路一直線
感度敏感緩和頂戴?



【Aメロ】
たやすい瞳 冷たくて暗い手中
沼地に沈む俺の足 目逸らす

【Bメロ】
俺を包んだお前の熱
千切れんばかりに振る尾
暖かくて そっと抱き寄せた

【サビ】
なぜ 訊けば笑う 俺は惨めで
散った桜を踏み締め 笑みがこぼれだす
ただ さよならを告げる音が届いて
鈍色の箱 再び心(おれ)を突き刺した
感度鈍感平和頂戴?



【Cメロ】
並んで走った一週間
どうして俺は繰り返す
出会って別れて 短期間
命の灯 奪うのは
箱なのか 俺なのか?


【サビ】
ただ、さよならを告げる雨は冷たくて
凍えるような寒さは肌を突き刺して
でも 笑った顔が浮かび 振り払う
凍えるような寒さを払い 投げ捨てた

ただ さよならを告げる雨は冷たいけど
かじかんだ手は暖かく 桜狂い咲いた
感度感動笑顔頂戴!



ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

君咲きて頂戴

一応タイトル読み→きみさきてちょうだい


心を閉ざした少年の出会いと別れの話。

少年は数年前の春、大事な人を列車事故で亡くし、心を開かなくなった。
けれどとある春の日、一匹の犬と出会う。
とても人なつっこいその犬と触れ合うのを、最初はためらっていた少年だけれど、犬の純粋な心を見て、ようやく心を開いた。

「どうしてお前は、俺なんかにかまうんだ?」

犬は、ただ笑うだけ。少年も、一緒に笑った。
けれど、一週間――少年の心の氷が溶けてから、一週間。
犬は、列車にはねられていなくなった。

再び塞ぎこんだ少年だったけれど、いつまでもこのままじゃいけないって、知ったんだ。変わらなきゃ、死を超えて――

そして、あの人を亡くして止まっていた少年の時間は動き出し、心の桜は狂い咲く――


といった感じのお話。
恋愛じゃないですよ、わんこと少年の友情ものです。
しばらく恋愛からは離れたいと思いまーす。
理由? なんとなくです。

閲覧数:32

投稿日:2010/11/18 21:42:41

文字数:593文字

カテゴリ:歌詞

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