君の癖 / ヨミライ

君の癖 BPM150

- Lyrics -
君の癖を少し覚えている
話半分の相槌とか
重ねた空に浮かんでく
今はほっといてくれ

君の癖を少し覚えている
かばんは左の肩にかけている
携帯は両手に持って打つ
まだ思い出せるんだ
君の癖を少し忘れていく
歩き出すときは左足だっけ
目線の先にはいないのに
影が残ってるんだ

あと少しもうあと少し
緩やかに生きていくためにほら
あと少しもうあと少し
今を変えれるなら体も捨てる
木陰の端までほら

走り抜けるほどの夏がまだ
騒めいてる鮮やかな花を咲かせてる
空がいつもより青いのは
離れていく掌がさ
いつもより赤いから

君の癖を少し真似してみる
考えてれば首を右に倒す
それが慣れてきた頃に僕は
声も忘れていくんだ
君の癖は今は僕の癖だ
書き写しただけの偽物だけど
立てる鉛筆の先まだ見える
見える気がしてるだけ

これでいいもうそれでいい
写実画の中で影を涼む
愛暮れば、今哀苦し
独り言みたいに君に聞かせた
夏めく日差しがほら

熱く灼けるほどの髪がまだ
靡いていた幻を写す蝉時雨
空がいつもより霞むのは
解けていた靴紐がさ
僕の心を描いていたから

いつものバス停で今日も待った
君を真似してサイダーを買った
後ろ側の窓際席に座った
見ていた景色今わかった
いつもの駅前で今日も待った
忘れないように君を待つんだ
解っていたんだ

吐いたまたねが来ないことも
言葉にした約束も君のその癖も
明日がいつもより遅いのは
まだ僕がさ馬鹿だからさ
忘れ物をしたから

君の癖を少し覚えている
それを忘れる前に書き留めてる
重ねた空を忘れていく
それはどうでもいいや