「行かないで」「伝われ」
「行かないで」「伝われ」
そう
望んでいても
時は過ぎ

冷たい雨 降る中
冷えた体 ぽつりと
見送る瞳、鈍色の世界


スタートラインはみんなとも一緒
励まし合いながら夢を語って

色とりどりの言葉を並べては
日の当る場所を目指していた

だけど何故か
私の運命
森の外に取り残され

長くて怖い
待つ時間の中
私は足を
踏み入れたの

寂しくて、追いかけ
寂しくて、追いかけ
雨の粒が体中を打つ

ぐしゃぐしゃになりながら
歩いては、歩いて
体は痛いけど歩いていく


あなたに届かなくなった言葉
集めてポケットに押し込んで潰し

どんなに歩いても
手を伸ばしても
誰にも追いつけない
私がいた

同じ場所をうろうろ回り
同じ想いぐるり巡り

不安と焦燥
だらけの雫が
ココロに深い
穴を空ける

「泣かないで」『泣いてよ』
『思い切り、泣いてよ』
近づいたと思えば幻で

「泣かないで」『泣かせて』
『大声で、泣かせて』
振り返れば帰路は闇に消え


泣けないで ひとりで
泣けないで 転んで
手探りで擦り剥いて傷だらけ

濡れた幹に眠れば
雫が頬伝わる
薄暗い森の中
これは涙…?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい
  • 作者の氏名を表示して下さい

おいてきぼりの涙

進学、受験、勉強、浪人、就職…その他諸々で「おいてかれてる」不安と焦燥を感じている人達へ伝われば…と思って書きました。
そういう人たちって、自分で泣くことを我慢してたりもするんですよね。
「泣きたい」って感情も「おいてきぼり」
『』の言葉は自分の中のもう一人の自分の言葉です。

あと「暗い森」で迷いや悩みを表わしてみました。

閲覧数:147

投稿日:2011/10/30 19:01:31

文字数:507文字

カテゴリ:歌詞

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