薄汚れたガラスの靴で
            屍(カバネ)と踊っている

胸を締める鉄の抱擁に
            蝦(カエル)が涙していた

狂った音楽で喚き出す
            虚(ウツロ)な獣の幻影が

月を凍らす宵闇の瞳で
            歪(ヒズミ)の果実を齧る

終わりの無い夢幻の回廊の中
            貴方はどんな夢を見てるの


それはそう私が手の届かない この胎で見ている泡沫の唄


私は踊り続けるだろう この重たい足を慣らし
やがて紅に染まるまで この踵を打ち鳴らして


血塗れた装束を被って
            姥(オウナ)のわたを縊り

捻くれた薔薇を抱いた
            獣(ケモノ)は愛を叫んで

凍える指先から零れる
            灯(アカリ)が見せる幻影

いつか会える日までと
            檻(ケージ)で飢える姫君


  貴方がこの世界を憎むのなら 私はそれに仇む力になろう

  貴方がこの世界を壊すのなら 私はそれに抗う力になろう

  私は裁きを下すだろう    これが真実であっても

  赤と黒の回廊の続く先    最後の審判が灼き尽す



最後に夢見るお姫様 荊の揺り籠に揺られている

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

NigerMythos

■なんちゃって作詞シリーズ。 自作ゲーム曲をイメージして書いたものです。 

閲覧数:48

投稿日:2011/10/24 04:00:25

文字数:555文字

カテゴリ:歌詞

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