ツナガルロマネチカ
作詞:八白
作曲・編曲:でっち
使用VOCALOID:初音ミクV3
君と僕の手のひらを
重ね合わせるために
繰り返そう
1/nの君を見つけ出すために
錆びた部屋を抜け出した太陽が
プラスチックの毛布にくるまって眠る
歯車から垂れ落ちた血液を
瞳のない猫が舐め取った
君の心理に潜むハンプトン・メイズは
偽物のように門を閉ざしている
君と僕の手のひらを
重ね合わせるために
繰り返そう 試行回数は計器を振り切って
僕は君の
はにかんだ笑顔を見たいだけで
あの日のように
僕の髪を手櫛ですいてほしいだけで
箱の中で花開いたクロッカス
裏切られることに怯えているから
落ちた雛が死に行きながら鳴いた
信じていいのだと知ったから
夢と現
隣で横たわる君に
骨ばった腕を伸ばそうと足掻いた
何度だって夢を見よう
何度だって繋がろう
コードを挿し込まれた脳が悲鳴を上げても
何度だって夢にしよう
何度だって狂おう
眠り姫が いつか僕に笑顔を見せてくれるならば
君の手に
心臓に
唇に
言葉に
僕の指がずっと触れていたことに気づいた
繰り返した
繰り返した
果てなき果ての先
眠り姫はいつだって僕の隣にいた
目を開けて
目を閉じた
ほんとうが怖くて
いつのまにか
繋がっていた手
優しく握りしめられた
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