緑は街を覆い 記憶を隠す
水の流れる音と樹々のさざめき
朝陽のきらめき受けて眠り続ける
科学と神秘の歴史 天空の国
雲の切れ間に見えた その姿は
時を止めた日のまま 浮かび上がる
滅びの時を迎え 鼓動を止めた
傷ついた城壁も風に曝され
主 亡くした国は機械仕掛けで
空をイカロスのように羽ばたき続け
目覚めることない 夢の中で
見つけた少女の髪が揺れてた
緑は街を覆い 忘却の果て
羽ばたく蝶の翅が過去を横切る
目覚めることない 夢の中で
少女はその胸 花束抱いて
振り向き 微笑み それを手向け
素足で駆け出し 風に消えてく
目覚めるわたしのこの手の中で
小さな花びら 涙 溢れる
天空へとわたしは翼を広げ
少女が微笑む 「おかえりなさい」と
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