A 深い眠りに
落ちた私は紅花
見えぬ痛みは
絡み滑りる睡蓮
B ただ目を開けては
蝕む肌に牡丹
さあ身を焦がして
啄む味は甘味
S 求めるは梔子
囁く声は刹那の呪い
崇めるは柊
夢見る人は螺旋の時間
さざめく群れは
切る百合の花
A 遠い円舞曲を
歌う小鳥はひなげし
爆ぜる輩は
枯れに枯れれぬ雛菊
B ああ窓眺めて
ばらつく息は虚空
夜の月明かりに
裂けてく指は椿
S 劈くは橘
掲げる足は欺瞞の剣
欺くは山茶花
嘯く舌は艶美の施物
遮る罪は
折る杜若
C 書き散らす言葉は
誰への懺悔?
掻き立てる心は
何へと向かう?
鬩ぐ刻に 滴る朱を
殺め罪に 苛む美を
最果てに待つは
彼岸花
S 求めるは梔子
囁く声は刹那の呪い
崇めるは柊
夢見る人は螺旋の時間
朽ちてく貴方
散る梅の花
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A ふかいねむりに
おちたわたしはべにばな
みえぬいたみは
からみすべりるすいれん
B ただめをあけては
むしばむはだにぼたん
さあみをこがして
ついばむあじはかんみ
S もとめるはくちなし
ささやくこえはせつなののろい
あがめるはひいらぎ
ゆめみるひとはらせんのじかん
さざめくむれは
きるゆりのはな
A とおいわるつを
うたうことりはひなげし
はぜるやからは
かれにかれれぬひなぎく
B ああまどながめて
ばらつくいきはこくう
よのつきあかりに
さけてくゆびはつばき
S つんざくはたちばな
かかげるあしはぎまんのつるぎ
あざむくはさざんか
うそぶくしたはえんびのせもつ
さえぎるつみは
おるかきつばた
C かきちらすことばは
だれへのざんげ?
かきたてるこころは
なにへとむかう?
せめぐときに したたるしゅを
あやめつみに さいなむびを
さいはてにまつは
ひがんばな
S もとめるはくちなし
ささやくこえはせつなののろい
あがめるはひいらぎ
ゆめみるひとはらせんのじかん
くちてくあなた
ちるうめのはな
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