【NEKOKABURI】

誰もがときめくそのスマイル
見つめられれば誰もが参る
誰彼構わぬそのスタイル
それが必殺　NEKOKABURI
頂点の欠けたヒエラルキー
その頂上を競わせる気
豚野郎共はマジやる気
どいつもこいつもすっかりその気

二軍のトップのセカンダリ
見知らぬあいつを僻んだり
決してなれないプライマリ
その座を奪うのは到底無理
所詮は待機系のトップバッター
華奢な手の平のバックダンサー
準備万端のピンチヒッター
転げ落ちればゲームオーバー

どんなに気が合ったって
どんなに通じ合ったって
一番良くて二番目
二枚目ならぬ三枚目
どんなに距離を詰めたって
どんなに良くしてやったって
冒さぬ危険　留める保険　キープ君

相性的にもベストマッチ
相手の関心も少しはキャッチ
ところが正体は ××ckin' ビッチ
そこで不意打ちのボディタッチ
待ち行列に割り込む本命
アンチエイジングされたプライオリティ
インシデント待ちに一生懸命
年中無休のアベイラビリティ

どんなに語り合ったって
どんなに打ち明け合ったって
付かず離れず平行線
果てなく続く漸近線
どんなに力になったって
どんなに尽くしてやったって
揺るがぬナンバー　迎えぬ正念場

いつでも味方でいても
紳士であり続けても
なんでもかんでも協力しても
線でも本でも繋がっていても
秒針は錆び付き　ページは貼り付き
二の次、三の次、命運の尽き

道化師だとわかっていても
玩具だと知っていても
夢のまた夢でも
踏ん切りをつけたくても
ひとつひとつの虚ろな思い出が
大切に、大切に、しまわれてゆく

そんなに可愛く笑うなよ
そんなに甘えてくるなよ
そんなに触れてくるなよ
そんなに頼りにするなよ
特別に感じさせる
その仕草にときめいてゆく