襤褸屋ノ守護霊
歌詞
曲がり角 死神が描いた過去と未来地図
その彼女 修正液を零して消した後に
下り坂 ただ転げ落ちてゆく道の上をさあ
その彼女 梃の原理で平行に調整
“悲し 嬉し 人は 恋し
心 許し 消ゆる 蟠り
コトバ 無くし やがて 枯れて
心 壊し 窶れ 溺れてく”
朽ち果てた ぼろ小屋には
絵具で書いたアレの文字
極彩色に塗れて 僕は消した 隠すように 今
カラフルを アレンジして
世界が モノクロ 映える
哀しみに彩られた その彼女は 溶けてった
何もない 部屋を埋め尽くした 憂鬱の塊
無人駅 彷徨う幽霊連れ込んだ以外は
時計塔 眺める瞳 ふらふら 何を見てる?
聡明な 思考回路 ばらばらに 繋ぎ合わせて
草木は眠る 茜色の月
間違い探し 夢と現実の狭間
丑三つ時 亡骸の叫び
塞いだ耳 削ぎ落としたんだ
“悲し 嬉し 君は 恋し
心 許し 伝う 指先で
コトバ 無くし 口を 紡ぎ
心 壊し 肢体 奪われる”
錆び付いた ぼろ小屋には
血糊で書いたアノ二文字
極彩色、反射して 僕は刺した 僕自身を また
モノクロを アレンジして
世界が カラフルに 映える
喜びに彩られた その彼女に 溶けてった ああ
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