目合う鱗
贄の数は 底知れず 捧げた魂で泉が溢れようとも
嘆きの涙は海を満たし 悪夢を呼ぶ波音響かせた
燃え上がる 炎揺れて 焼けた野原を行く獣の群が連なる
繰り返す術など無いよう 悪夢と呼ぶべき世界へ導こう
乾いた草木 鋭い風 金色が吹く
救いを乞う その遥か頭上に 眩しい絶望の色
舞い降りた 天翔る使者は 火を放ち 歴史を灰に変えてゆく
闇の鼓動 慟哭の最中 捧げた魂の美しい結晶
震える体に 心を窶し 悪夢と呼ぶ景色歪ませた
光の刃 突き刺さる熱 焼けた肌黒く爛れ落ちていく
目合う術など無いよう 悪夢と呼ぶべき世界へ飛び立とう
大地を削る 巨大な爪 塔を崩し
荒狂う空 陽が陰りを忘れ 眩しい絶望の印
羽を持つ 天翔る使者は 火を放ち 歴史を灰に変えてゆく
例えば目合う鱗から産まれる命があるなら
全て無に帰し二つの鱗だけ残そう
望みのままに 全て消して 命の限り
飛翔の時は 金の刺しを纏い 眩しい絶望の証
逃げ惑え 天翔る使者は 火を放ち 歴史を灰に変えてゆく
解放て願い 届けよ祈り 破滅の歌
乾いた草木 鋭い風 金色が吹く
大地を削る 巨大な爪 塔を崩し
空を染める 金色に輝く 眩しい絶望の鱗
愛憎の形 天翔る使者は 火を放ち 歴史を灰に変えてゆく
コメント0
関連動画0
クリップボードにコピーしました
ご意見・ご感想