画面を流れる文字が
僕の存在を否定する
スラングに隠蔽された感情
論理的理解 得ようともせず

守ることは失うこと
僕を笑う君は誰?
失うことは綻ぶこと
…今さらどうでもいい

虚実を見抜く視線が
ピントのズレる視界に
眠たくて 落ちたくなくて
ちらついた劇薬に手を出した
やっと手に入れた名声には
怨みや嫉みが憑いてくるのに
実験台に磔(はりつけ)にされて
兎はもう動かない

罵声で傷つく液晶が
僕の脆弱を映し出す
掲示板 上に流れる傷痕
心理的苦痛 崩れたモラル

出会うことは忘れること
人はただの背景で
忘れることは恐れること
…やっぱりなんでもない

この世におこる事象が
何てことない言葉が
曲げられて 統制されて
その薬疑わず飲み込んだ
目に見えるだけの情報には
ブラフや偽装が憑きまとうのに
完璧主義の礎(いしずえ)にされて
兎はもう動かない

世界の禁忌に
歯止めがなくなる
回り狂う回り狂う
薬の切れるまで…

良薬的な不運と
分別(ふんべつ)のない希望を
周りの目 気にも留めずに
致死量の毒薬に混ぜ込んだ
幻想のような快楽には
数多(あまた)の犠牲が憑き物なのに
社会の裏でボロボロにされて
兎はもう動かない

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

被験体ラビット

萱原らぴすさんに曲をつけていただけるらしく、楽しみ。

閲覧数:637

投稿日:2016/03/26 00:49:16

文字数:517文字

カテゴリ:歌詞

ブクマつながり

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