何もかもを嫌った
退屈な日々も、騒音ばかりの街も、楽しそうな人間達も
でも いちばん嫌いなのは
そうやって全てを拒絶することで己を守ろうとした自分だった

涙を流さなくなって
本音を心の奥底に隠すようになって
独りになろうと何もかもを拒むようになって
ねぇ、どれくらい経った・・・?

街中に溢れる楽しげな人々の声が
ディスプレイに表示される楽しそうな“皆”の言葉が
どんどん【ボク】を追い詰めていく

誰も【ボク】の言葉なんて信じないから 言う事をやめた
誰も【ボク】の事なんて見やしないから 信じる事をやめた
誰も【ボク】なんて望まないから 求める事をやめた
でも・・・でもね・・・?
どうしようもなく苦しくて、痛くて、悲しくて
息をするのすら難しい
どうすればいいの?

横を見ても、後ろ振り返っても、そこには誰一人としていなくって
ずっと向こうの光の中に 楽しそうな“皆”がいた
手を伸ばしても、叫んでも、もう届きはしない

ああ、やっパリ 何処ニモ居場所なんテ無いんダ
Where should I of the lost child go to?
  ―――迷子の僕は何処へ行けばいいのだろう・・・?

ライセンス

  • 非営利目的に限ります
  • この作品を改変しないで下さい

Where should I of the lost child go to?

僕という存在はもう誰の中にも残ってないと思い知らされた・・・

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投稿日:2012/03/30 22:11:02

文字数:507文字

カテゴリ:その他

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